ウラン
2016年01月26日
元素擬人化SS 「100Elements」 95
ライブ終了、解散後
プルトニウム「ステージでこけた先輩、アイドル辞めるって飛び出していったんだって?情けないな」
ウラン「あんまり言わない方がいいわよ。怖い先輩が睨んでるから」
水素「…」
プルトニウム「ふん。関係ないね。大体、そんなんだから後輩である私達にも追い抜かれるんだ」
ウラン「そうね」
プルトニウム「行こうぜ。私達も帰ってデビューのためのレッスンがあるしな」
水素「酸素ちゃんは絶対やめないんだから」ボソ
プルトニウム「ん?何か言ったか?」
水素「酸素ちゃんの事何も知らないくせに!」ポロポロ
硫黄「どうしたの酸素ちゃん!?」
ヘリウム「またお前か!」
ウラン「…私は何もしていませんよ」
プルトニウム「ああ。知らないね。情けない所しか見てないからそう言ったんだよ。あんたの心にある酸素先輩の姿を見たら尊敬できるかもな」ズイッ
水素「うっ…うっ…」グス
プルトニウム「まあ、辞めるって飛び出してったんなら、もうその機会も無いのかもな。じゃあな、先輩。早く帰った方がいいぜ?明日もレッスンだろ」フリフリ
ウラン「…問題にぶつかっても、そうして泣いいる事しかできないのですね。ステージでは少し見直しましたが、また見損ないました」ハァ
水素「…うう」グス
ケイ素「本当に嫌な奴らね」
硫黄「あれがプルトニウムちゃんですね。ウランちゃんと二人で、Bomb!っていうユニットでデビューが決まってるらしいです」
モリブデン「ちょっと…そんな事よりも本当に酸素はアイドルを辞めるって言って出て行ったの?」
クロム「はい…水素ちゃんが言うには…」
水素「うぇえぇ…」グシグシ
モリブデン「そう…」
ケイ素「とにかく今日はもう遅いし、お店にも迷惑だから帰るわよ。他の皆も帰ったし。明日…酸素が来なかったら説得を考えましょ」
硫黄「そうですね…」
水素「…」
クロム「水素ちゃん、立てますか?」
水素「うん」
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2016年01月21日
元素擬人化SS 「100Elements」 94
ライブ当日
プロトアクチニウム「そこ!手を止めない!」
マンガン「はい~」ヘロヘロ
セレン「…」パシャッパシャッ
水素「ス…ステージの設営…大変だね…」
酸素「私達、これから踊るのよね…ステージに立つ前に疲労と緊張で倒れるわ…」
プロトアクチニウム「そこ!無駄話をしない!」
水素「ひぃぃ~」
セレン「…」パシャッパシャッ
ネプツニウム「ちょっとぉ。プロトアクチニウムちゃぁん。きつ過ぎじゃなぁい?」
プロトアクチニウム「あなたはサボりすぎです!」
ネプツニウム「だってぇ。スケジュール合わなかったんだもぉん。ネイルの手入れとかぁ、エステとかぁ」
プロトアクチニウム「はいはい。ギャル化の努力はわかりましたから、サボった分働きなさい」グイグイ
ネプツニウム「いや~ん」
酸素「また、濃いキャラがいつの間にか増えてるわね」
ネプツニウム「やほ☆」ヌッ
水素「!」ビクッ
ネプツニウム「あなた達がこれから踊る先輩達なんでしょぉ♪よろしくね☆」
酸素「よ…よろしく…」
ネプツニウム「ウランにぃ、ひどい事言われたんでしょぉ?」
水素「お、お友達なんですか?」ビクビク
ネプツニウム「同期なのぉ。あたし達3人で一緒の時期に入ってぇ。あの2人やる気満々って感じぃ?あたしついていけなくってぇ」
酸素「は…はぁ…」
ネプツニウム「でもぉ。よく話してみたりぃ、一緒に過ごしてみるとぉ、意外と悪くないっていうかぁ?マブって感じぃ?」
水素「マブ?」ビクビク
ネプツニウム「親友よぉ。だからぁ、ウランの言う事ぉ、悪く捉えないでほしいなって言うかぁ。今日頑張って下さいねぇ?」
酸素「あ、ありがと…」
ネプツニウム「っていうかぁ。水素先輩ずっとビビッててぇ、可愛すぎっ☆」ダキッ
水素「ひぃいいい!」
ネプツニウム「ウリウリ~☆」
プロトアクチニウム「ネプツニウムゥ~!」ヌッ
ネプツニウム「あん。プロトアクチニウムちゃん血管浮きすぎぃ☆」
プロトアクチニウム「誰のせいですか!ほら!邪魔しないで行きますよ!あなたはこっちです!」ズルズル
ネプツニウム「先ぱぁい、頑張ってねぇ~」フリフリ、ズルズル
水素「は、はぁ…」フリフリ
セレン「…」パシャッパシャッ
酸素「…水素」
水素「何?すごかったね…」
酸素「緊張してたのが馬鹿らしくなったわ」
水素「私もだよ…」
マンガン「私も応援してるから…頑張ってね!」
水素「マンガンさん!ありがとうございます!本当は一緒に踊りたかったけど…」
マンガン「いいの。今は水素ちゃん達や鉄ちゃん達の成功を祈っているわ。でも、いつかは私も同じ舞台に立ちたいな…」
酸素「…」
マンガン「皆、鉄ちゃん達や水素ちゃん達のステージを成功させるために裏方を頑張っているわ。水素ちゃん、酸素ちゃん、絶対に頑張ってね!」
水素「はい!」
酸素「…」
プロトアクチニウム「照明!もうちょっとスポットライトの位置をずらして!」
ネオン「わかったわ!」ピカー
クリプトン「は、はい!」ピカー
水素「眩しい!」
プロトアクチニウム「そこでOK!」
水素「目が!目が!」
マンガン「(大丈夫かな…)」
セレン「…」パシャッパシャッ
j66666 at 01:30|Permalink│Comments(0)
2016年01月20日
元素擬人化SS 「100Elements」 93
酸素「きゃん」ドタッ
水素「酸素ちゃん大丈夫?」
ケイ素「ちょっと!そろそろ同じところで転ぶのやめなさいよ!」
硫黄「ケイ素ちゃん。得手不得手は誰にでもあるんだから…」
ケイ素「ダンスレッスンが進まないじゃない!ライブまで日にちが無いのに」
酸素「ごめん」
ヘリウム「気楽にやればいいんだよ~ん」フリフリ
クロム「あんたはもっとまじめにやりなさいよ」
ヘリウム「だって失敗してもいいって言ってたじゃん。それよりそんなギスギスしてステージに立つ方が先輩方の意にそぐわないんじゃなくて?」オホホ
水素「そうだよ!仲良くやろう!」
ケイ素「えっとねぇ…本番でそういう状況になったらもちろん私だってそうするわよ。でも練習から楽しくしたりフォローする事、される事考えてて本番でできると思ってるの?」
ヘリウム「うっ…でたよ。正論」
水素「…」
酸素「私の覚えが悪いのがいけないわ。皆ごめん。続きをやりましょう」
ケイ素「頼むわよ。本当。こんなんじゃお姉さまに恥をかかせてしまうわ」ハァ
ウラン「いやー。いいチームワークだ」
ケイ素「誰よ」
ウラン「はじめまして。100Elementsに入ったばかりですが、ウランと言います。よろしくお願いします」
クロム「いいチームワークって…皮肉?」
ウラン「はい」ニコッ
続きを読むj66666 at 18:16|Permalink│Comments(0)