Snowylight
2014年06月03日
Snowy light 2.5話② 森の中で
Snowy light 3話 別れと希望 中
2014年05月29日
2014年04月23日
Snowy light 3話 別れと希望 上
2014年01月19日
Snowy light 2話 集う仲間達 下
Snowy light 2話 集う仲間達 上
2013年12月01日
Snowy light 1.5話 クレッシータ訓練学校 下
2013年11月12日
Snowy light 1.5話 クレッシータ訓練学校 上
2013年11月09日
Snowy light 1話 出発!下
エローエ「テンキュー、テンキュー」
ルミノ「センスの無い発音」
スフィーダ「元勇者様の装備もこちらにありました」
エローエ「うむ。2人にここの魔物を倒す手伝いをお願いしたいところなのじゃが…ここの主はのう、強力な魅了の力の持ち主なんじゃ。ここ、城から近いじゃろう」
スフィーダ「はい」
エローエ「旅だったばかりの、まだ弱い芽を自分の配下にして、魔王の脅威を削ぐと共に自分達の戦力の拡充を図ってるんじゃ」
スフィーダ「なるほど」
エローエ「普通、ここまで強い魔物であれば、すぐに気付くんじゃが…狡猾にやっておってのう。最近になってその存在に気付いたんじゃ」
ルミノ「それで、討伐に来てつかまった、と。元勇者様が」
エローエ「にやにやしながら言うでない。わし、こう見えて超強いから、魅了は効かなんだが、不意打ちで体を麻痺させられてしもうてのう」
スフィーダ「麻痺は効くんですね…」
エローエ「わしだって普通の人間じゃからのう…」
ルミノ「元勇者」
エローエ「終始にやにやしとるのう…という事で、経験の少ないお前達ではかえってわしの敵が増えるだけなんじゃ。」
ルミノ「私のアロマで多分大丈夫」
エローエ「ほう」
ルミノ「今回の魔物は強そうだから、本気でアロ魔法。レモン…で効くかしら」
エローエ「おぉ…瓶が光って…いい匂いじゃのう」
ルミノ「多分、これで大丈夫」
エローエ「初めて見る魔法じゃのう。アロ魔法」
ルミノ「貴方の作った学校が作り出したシステムによって生まれた、私の生き方を決めてしまった悲しい魔法…」
スフィーダ「大げさな」
ルミノ「もっとかっこいい魔法がよかったのに。好きな物をって、教官が言うから」
エローエ「おお、そうか、お前達訓練学校の生徒か」
スフィーダ「はい、校長」
エローエ「ところでこのレモンの香りはどんな効果があるんじゃ?」
ルミノ「心に効くのは、集中力UP等。でも、私の思い込みで魅了に効くというイメージで魔法をかけたから、きっと大丈夫」
エローエ「アヴァウトじゃのう…」
ルミノ「イメージが大切って、教官が言ってたから大丈夫」
エローエ「そういうもんかのう」
ルミノ「それより、勇者様達の方が大変なのでは」
エローエ「!?ルイス達も来ておるのか!」
スフィーダ「はい。私達とは違うルートで進んでいるはずです」
エローエ「まだここにきていないという事は…むぅ」
ルミノ「無駄に自信満々だったからきっと大丈夫」
エローエ「並外れた才能を持っているとはいえ、奴らもまだハナタレじゃ。魅了も弾けないじゃろう…」
スフィーダ「…」
エローエ「頼む!モンスター討伐と、ルイス達を救う手伝いをしてくれんか!」
スフィーダ「もちろんです!」
ルミノ「当たり前。私のアロ魔法をタダ見なんてさせない」
エローエ「かたじけない…!」
スフィーダ「…」
ルミノ「スフィーダ」
スフィーダ「?」
ルミノ「勇者を救うために元勇者に頭を下げられる私達。気分がいい」
スフィーダ「ルミノ…ここ2、3日で性格が急激に変わっているような」
ルミノ「うっぷん」
スフィーダ「うっぷん?」
ルミノ「スフィーダが学校で修業してた時からずっとためてたうっぷん。少しでも晴れたら私も気分がいい」
スフィーダ「ふーん」
スフィーダ(でも、確かに…この世界の主役にはなれないかもしれないけどれ、主役の人達を助ける事が出来れば、それは今までの絶望に比べたら少しは…)
続きを読む2013年11月05日
Snowy light 1話 出発!上
シーロ姫「~♪~♪…今日も寒いわぁ」
???「…」
シーロ姫「…!?」
メイド「姫様、失礼致します…!?」
メイド「キャー!」
兵士A「何事だ!」
メイド「姫様が…姫様が!」
兵士A「…!大変だ!姫様がさらわれたぞ!」
兵士B「王様!王様に報告を!」
メイド「姫様ぁ・・・グスッ」